もうそろそろ年末が近づいてきました。
年末に大掃除をする家庭や職場が多いと思います。
自分の勤務先では仕事納めの日に普段やらないような所の掃除や片づけ、不要品の処分をしています。

大掃除に限ったことではないのですが、何気なく捨ててしまいそうなもの、捨ててしまっているものの中に意外と価値のあるものがあります。
特に大掃除の時は慌ただしいので判断が鈍ったり、見落としたりします。

今日は捨てるものを使えるものにする技術を紹介します。

端材から社内冶具の作製

大掃除の日は、いろいろな所から処分する材料が集まります。
不要だから処分するのだと思いますが、形を変えれば使えるものや、そのまま使えるものが出てきます。
大掃除なのでゴミを捨てるという気持ちも大事ですが、拾うということも意識しましょう。

形を変えれば使えるもの

大掃除の日は、いろいろな形や大きさの端材が出てきます。
過去に何度か端材の記事を投稿していて、今後も端材を使った記事の投稿が多々あると思います。
端材は、初心者の練習に使う材料、テストカット、製品の作製に使う冶具、状況によっては製品になります。
(違反になる可能性があるので、端材を製品にする場合は必ず加工依頼主許可を取ってください。)

工具の先端の記事を書いた時の写真です。
ドリル、タップ、エンドミルの先端

ストッパーを作製した時の写真です。
ストッパー支柱部

円筒加工用のVブロックです。
大きさは125×220×335です。
後程、小さい円筒加工用のVブロックの作成記事を投稿予定です。
円筒加工用Vブロック

冶具作製の他にも
明日にでも欲しいという注文や、材料の手配に時間が掛かる場合など、加工依頼主に許可を得て、端材が製品になる場合もあります。

自分や他の加工者が出した端材を拾って保管するのは簡単で、その端材を何に使うかが難しいところです。
もし端材を拾える状況になったら、この端材で〇〇が作れるなぁとか、この端材は〇〇に使えるなぁなど考えてみてください。

そのまま使えるもの

そのまま使えるものも出てきます。

60×60×600の研磨された敷板です。
600mmの敷板

丸でも角でも研磨されていたら拾ってもいいかと思います。

月日が経ち不良品が良品

大掃除の日は不良品も処分されます。
不良品も不良内容によっては、特別採用や図面の変更により良品になる場合があります。
ただ、数年掛かってしまうものもあれば未だに良品になっていないものもあります。

納品後、部品の破損により不良品だった製品が緊急で必要となり納品できた。
形状変更により不良部分が解決できた。
など
月日が経ち不良箇所が自然回復するのではなく良品として納品できる状態になることがあります。

破損した工具や測定器が新品に交換できたり値引きの材料に

修理不能な工具や測定器がでてきます。
かなり不定期になりますが、キャンペーンという名目で、破損した工具や測定器が新品に交換できたり値引きの材料になります。

自分の記憶になってしまいますが
破損したものでも可能なデジタルノギス、ピックテスター、マイクロメーターを下取りキャンペーン
※値引き

破損したものでも可能なスローアウェイドリル新品交換キャンペーン
※条件が交換したスローアウェイドリルのチップ2ケース購入

指定されたメーカーになってしまいますが、とても満足できるキャンペーンです。

このようなキャンペーンの話があった場合、社内のものを交換するのはもちろんですが、知り合いや、ヤフーオークションなど
中古品を入手して交換します。

傷んだり破損したスローアウェイドリルの写真です。
破損したスローアウェイドリル

ヤフーオークションで落札した画像です。
ヤフーオークションスローアウェイドリル

このとき3万円から5万円のスローアウェイドリル8本(Φ18~Φ45)と交換しました。
ふだん購入できないような金額の工具でも、このようなタイミングだと購入できるようになったりします。

工具や治具のカタログで自分専用資料集の作成

1年か2年に新しいカタログが発行されていて、新しいカタログが入ると古いカタログは処分します。
その処分するカタログの必要部分だけを切り取って自分専用資料集を作成します。

100円ショップで購入したB5ファイルです。
100円ショップB5ファイル

はめあい公差表や自分のよく使う工具の切削条件表など保管しておくと便利です。
気になる冶具などあったら必ず保管してください。

工作用自分資料集

最後に

技術と書いたように、ただ拾うのではなく価値あるものに変えることが重要です。
もったいないからなんて集めるだけになってしまうと、テレビなんかで見かけるゴミ屋敷と変わらなくなってしまいます。
端材は成形したり、小物は引き出しや棚に綺麗にしまっておくなどしてゴミだといわれないようにしましょう。

自分では成形をして綺麗にしておいたつもりでしたが、保管していた端材の2/3を捨てられてしまったことがあります。
成形済み材料

今年の大掃除でなにかあったら追記しようと思います。