マシニングセンターNV7000に付加軸インデックスを取り付ける作業を紹介します。
付加軸インデックスの取り付け、パラメータの変更など大変ですが、使えるようになると加工の幅が広がります。
最初のうちは面倒くさかったり、操作に不安だと思いますが、慣れてしまうと簡単な作業です。
触れる機会がある時は、積極的に触って出来る作業を増やしましょう。
芯出しなどの作業はこちらを参考にしてください。
インデックスの取り付け作業
インデックスを乗せやすい位置にベッドを移動します。
ベッドの端に取り付けて、空いたスペースで別の加工も出来るようにしましょう。
乗せる作業は、バイスの取り付けと同じく、マシニングセンターのベッド、インデックスのベッドとの接地面を綺麗にしてから乗せましょう。
乗せる作業が終わったら電源を落とします。
マシニングセンター側ケーブル接続部のキャップを外して赤丸部の位置決め用の溝位置を確認します。
インデックス側の接続部です。
接続する前にマシニングセンター側、インデックス側、共に綺麗にしましょう。
パラメータの設定
非常停止ボタンを押した状態で電源を入れます。
操作盤の左上の緑色のボタンを押して電源を入れます。
操作できるまで数十秒かかります。
注意事項を確認して赤丸部のF2を押します。
NV7000のキーボードです。
赤丸部のセッティングを押します。
セッティングの画面になります。
赤丸部のパラメータ(F5)を押します。
赤丸部のセッティング(F6)を押します。
赤枠部のNCパラメータ書き込みでキーボードの右カーソルを押します。
NCアラーム画面に切り替わります。
(パラメータの編集ができる状態になりました)
赤丸部のセッティングを押します。
セッティングの画面になります。
キーボードで、9、5、エンターの順で押します。
PMCPRMの画面になります。
赤丸部のD(F4)を押します。
キーボードで、5、4、エンターの順で押します。
Dの横の数値が54になったのを確認して、右カーソルを押して赤丸部の1番に合わせます。
1、エンターの順で押して1に変更します。
赤丸部の保守を押します。
入出力画面になります。
赤丸部のNCシステム(F3)を押します。
パラメータ画面になります。
キーボードの下カーソルを押して赤枠部00012のAに合わせます。
Aの行が全部選択された状態なので、キーボードの右カーソルを押して一番左に合わせます。
00012のAの一番左で0、エンターの順で押して0に変更します。
キーボードの次ページを6回押してサーボ関係のページにします。
キーボードの下カーソルを押して赤枠部01005のAに合わせます。
01005のAの一番左で0、エンターの順で押して0に変更します。
キーボードの次ページを46回押して軸制御/設定単位のページにします。
キーボードの下カーソルを押して赤枠部02009のAに合わせます。
02009のAの一番右で0、エンターの順で押して0に変更します。
赤丸部のセッティングを押します。
赤丸部の戻りを押します。
赤丸部のセッティング(F6)を押します。
赤枠部のNCパラメータ書き込みでキーボードの左カーソルを押します。
これでパラメータの変更作業は終了です。
NC電源を落として、ブレーカーも落とします。
電源を入れて原点復帰の作業
ブレーカーを落として数秒たってから、ブレーカーを上げて、非常停止を解除して電源を入れます。
赤枠部のボタンを押してハンドル操作にします。
黄枠部のクランプボタンを押して、インデックスをアンクランプ状態にします。
A軸をマイナス方向へ20度動かします。
赤枠部の原点復帰ボタンを押して、黄枠部の+Aボタンを押してA軸を原点復帰します。
これで、付加軸インデックスの取り付け作業は終了です。
最後に
このページを見ると長く感じてしまいますが、パラメータの編集は10分も掛かりません。
パラメータの編集を教わる時はメモだけでなく、写真や動画で保存しておきましょう。