3DCAD Fusion360 L字アングルのモデリング練習

3D CAD/CAM/CAEのFusion360のシートメタルの曲げコマンドで板厚2mmのL字アングルのモデリングの練習作業を紹介します。

XY平面にスロットで輪郭と長穴のスケッチ、モデル上面にコンストラクションで基準線のスケッチをしました。

L字アングルの作成

板厚2mmの×50mm×50mmのL字アングルです。

図面のPDFはこちらです。

3DCAD Fusion360 モデリング練習用図面2

作業手順は

  • 平面の選択
  • 2Dで輪郭・基準線のパスのスケッチ
  • 押し出しを使って3D化
  • シートメタル変換
  • 曲げコマンドで90度に曲げ

になります。

最後に動画があるので確認してください。

スロットを使って輪郭と長穴のスケッチ

XY平面にスロットで輪郭と長穴のスケッチをします。

平面の選択

スケッチを作成とXY平面を選択します。

3DCAD Fusion360 XY平面の選択

2Dで輪郭と長穴のスケッチ

XY平面を選択したら輪郭と長穴のスケッチをします。

中心点スロットを選択します。

3DCAD Fusion360 中心点スロットを選択

中心点スロットを選択したら原点を選択し、中心から円中心の距離を入力します。
40です。

3DCAD Fusion360 中心点スロットで原点を選択して寸法入力

中心からの距離を入力したら幅を入力します。
20です。

3DCAD Fusion360 中心点スロットの幅寸法

輪郭と寸法を確認します。

3DCAD Fusion360 中心点スロットの輪郭確認

輪郭と寸法を確認したら長穴のスケッチをします。

中心合わせスロットを選択します。

3DCAD Fusion360 中心合わせスロットの選択

中心合わせスロットを選択したら円中心を選択します。

3DCAD Fusion360 中心合わせで円中心選択

円中心を選択したら、円中心間の距離を入力します。
15です。

3DCAD Fusion360 中心合わせで寸法入力

円中心間の距離を入力したら幅を入力します。
9です。

3DCAD Fusion360 中心合わせで幅寸法入力

輪郭と寸法を確認します。

3DCAD Fusion360 L字アングルのスケッチ確認

輪郭と寸法を確認したらミラーを使って
溝の輪郭を中心線を基準に反転コピーをします。

ミラーを選択して
溝の輪郭を選択します。

3DCAD Fusion360 ミラーで溝スケッチの選択

溝の輪郭を選択したら基準線の選択をします。

ミラー中心線を選択して
原点を表示させます。

3DCAD Fusion360 ミラー中心線を選択

原点を表示させたらX軸Y軸Z軸が表示されるので
Y軸を選択します。
3DCAD Fusion360 ミラーの確認

ミラーされたスケッチの確認をして問題がなければOKを選択します。

3DCAD Fusion360 ミラーの確認

OKを選択したら原点を非表示にしてスケッチを終了します。

3DCAD Fusion360 ミラースケッチ終了

押し出しを使って3D化

輪郭と長穴のスケッチができたら押し出しを使って3D化します。

スケッチを終了したら押し出しを選択して
3D化するプロファイルを選択します。

3DCAD Fusion360 L字アングルを3D化

押し出しとプロファイルを選択したら押し出し量を入力します。
2です。

3DCAD Fusion360 L字アングルの押し出し量入力

押し出し量を入力したらモデルの確認をします。

3DCAD Fusion360 L字アングルのモデル確認

平面の選択

曲げの基準になる中心線をスケッチします。

スケッチを作成と
モデル上面を選択します。

3DCAD Fusion360 L字アングルのモデル上面にスケッチ

2Dで基準線のスケッチ

モデル上面を選択したら曲げの基準線のスケッチをします。

線分を選択して
適当な位置に垂直の線をスケッチします。

3DCAD Fusion360 モデル上面にスケッチ基準線を作成

垂直の線をスケッチしたらコンストラクションに変換します。

線を選択して
橙枠部のコンストラクションを選択します。

3DCAD Fusion360 コンストラクションに変更

コンストラクションを選択したら点線になったのを確認します。

3DCAD Fusion360 点線になったのを確認

点線になったのを確認したら原点と線に一致の拘束をします。

一致を選択して
線と原点を選択します。

3DCAD Fusion360 コンストラクションに一致の拘束

スケッチを確認して問題がなければスケッチを終了します。

3DCAD Fusion360 スケッチを確認後修了

シートメタル変換

押し出しで作成したボディをシートメタル変換します。

緑枠部のシートメタルを選択して
橙枠部のシートメタルに変換を選択します。

3DCAD Fusion360 シートメタルに変換

シートメタルに変換を選択したら
ボディを選択して
素材を選択します。

3DCAD Fusion360 シートメタルに変換するボディの選択

選択内容を確認してOKを選択します。
画面左側のブラウザにあるボディで
シートメタルに変換されたのをアイコンで確認できます。

シートメタルのアイコンです。

3DCAD Fusion360 ボディのアイコンがシートメタルに変わる

曲げコマンドを使って曲げ

シートメタルに変換したボディを曲げコマンドを使って曲げます。

シートメタルを選択して
曲げを選択します。

3DCAD Fusion360 シートメタルに変換

曲げを選択したらボディを選択して
基準線を選択します。

3DCAD Fusion360 曲げを選択後ボディと線を選択

曲げたモデルを確認すると基準線に曲げの開始位置があるので変更します。

3DCAD Fusion360 曲げ後の位置確認

緑枠部の曲げ線の位置で中心を選択します。

3DCAD Fusion360 曲げの位置を中心に変更

曲げ線の位置で中心を選択したらモデルと曲げの位置を確認します。

3DCAD Fusion360 曲げの位置を再確認

モデルと曲げの位置を確認して問題がなければOKを選択します。

3DCAD Fusion360 曲げの確認後OKを選択

OKを選択したらモデリング作業終了です。
モデルを動かして問題がなければ完成になります。

3DCAD Fusion360 L字ブラケット完成品

3D CAD Fusion360モデリング動画

今回のL字アングルでモデリングの練習をした動画です。